2013年5月28日火曜日

再開発地域の場所

京都市西京区、南区、向日市の境界周辺で現在行われている再開発の場所は地図上のこの位置になります。


赤く塗られた地域がキリンビール京都工場跡地再開発、青く塗られた地域が洛西口駅東地区再開発です。
地図上の点線は京都市と向日市との境界線です。
JR桂川駅もキリンビールの工場跡地に作られています。


この場所は阪急洛西口駅とJR桂川駅に挟まれ、さらに南東側はJR向日町駅に近く、北側には桂川駅と洛西口駅を結ぶ都市計画道路の久世北茶屋線(府道201号線)が通っています。

久世北茶屋線は東は京都市街地や長岡京市から高槻市方面への主要なアクセスとなる国道171号線につながっていて、西側は向日市や西京区南部の主要道路である物集女街道と交差して洛西ニュータウンに入り、さらにその先では京都縦貫自動車道の大原野インターチェンジへと接続する工事が行われています。


洛西口駅東地区再開発地域は農地だった場所で、キリンビール工場跡地の再開発をきっかけとしてこの地域も再開発に着手されました。
区画整理を経たのち、再び農地として利用されている場所もあります。


2013年5月23日木曜日

イオンモール公式発表

本日、イオンモール株式会社から「イオンモール京都桂川」の開発計画について公式にリリースされました。
http://www.aeonmall.com/upload/1369285280.pdf


公式発表があったので、改めて近隣イオンモールとの比較表です。

イオンモール
草津
イオンモール
 橿原
イオンモール
 高の原
イオンモール
久御山
イオンモール
KYOTO
イオンモール
 京都五条
イオンモール
京都桂川
開業日
2008.11.26
※2008.11.25
2007.5.1
※2012.4.5
2010.6.4
2004.3.3
2014.10 予定
店舗面積
60,000
63,500
39,950
29,400
45,200
22,000
53,049
商業施設面積
86,137
84,000
50,850
33,636
51,000
40,000
77,500
延床面積
177,369
225,000
125,676
87,000
148,300
99,000
220,000
敷地面積
165,410
112,000
47,818
69,300
30,100
47,000
92,000
専門店数
186
243
148
114
130
140
(200)
駐車台数
4,330
5,000
2,028
2,200
1,125
1,600
3,043


※印は増床リニューアルオープン日
面積の単位はすべて平方メートルです。
京都桂川のデータは完成までに変更される可能性があります。

他店と比較して特に延床面積が広いのは、駐車場が全て建物内に入るからだと思われます。
また、草津や橿原に比べて駐車台数が少ないのは、JR桂川駅に直結し、阪急洛西口駅からも徒歩数分という交通の便がよい立地のため、他のモールに比べて公共交通機関を利用するお客さんを多く見込んでいるからでしょうね。

現在京都府で店舗面積が一番広い高島屋京都店が47,837㎡ですので、それを抜いて京都府最大の商業施設になります。

イオンモール京都桂川の規模

JR桂川駅に隣接して建設が進められている「イオンモール京都桂川」の規模がどの程度になるのかですが、5/14に報道された京都新聞の記事によると滋賀県草津市にある「イオンモール草津」とほぼ同規模と書かれています。

「イオンモール草津」は、イオンモールとしては関西最大級として2008年に営業を開始しています。
また、同じ2008年には「イオンモール橿原」が増床リニューアルオープンして、イオンモール草津に匹敵する大型店となっています。
これらと京都府内の主なイオンモールの規模を比較してみます。


イオンモール
草津
イオンモール
 橿原
イオンモール
 高の原
イオンモール
久御山
イオンモール
KYOTO
イオンモール
 京都五条
イオンモール
京都桂川
開業日
2008.11.26
※2008.11.25
2007.5.1
※2012.4.5
2010.6.4
2004.3.3
2014.10 予定
店舗面積
60,000
63,500
39,950
29,400
45,200
22,000
53,000
商業施設面積
86,137
84,000
50,850
33,636
51,000
40,000
延床面積
177,369
225,000
125,676
87,000
148,300
99,000
200,000以上
敷地面積
165,410
112,000
47,818
69,300
30,100
47,000
93,047
専門店数
186
243
148
114
130
140
(200)
駐車台数
4,330
5,000
2,028
2,200
1,125
1,600
3,300

※増床リニューアルオープン日
面積の単位はすべて平方メートルです。
京都桂川のデータは完成までに変更される可能性があります。




店の規模を表す指標はいくつもあります。各数字だけを見てどの店が大きいかというのは単純には判断できませんので、まずそれぞれの指標の説明をします。

店舗面積・・・「大規模小売店舗立地法」という法律によって定義されていて、1000平方メートル以上の店舗は都道府県や政令都市に届ける義務があります。
この面積に含まれるのはは物販や修理などの小売店の売り場面積だけで、飲食店やフードコート、映画館(シネマコンプレックス)やゲームセンター、医療施設などのサービス業の施設の面積は含みません。また、テナント間の通路や休憩所や階段などの共用施設も含みません。

商業施設面積・・・この面積は施設運営者による独自の基準で、イオンモールでも店舗によって微妙に基準が異なります。
通常は、店舗面積には含まれない飲食店、映画館、ゲームセンター、医療施設などの全営業施設が含まれます。ただし各専門店内のバックヤードなども含まれることが多いです。
フードコートの共有飲食スペースが含まれるかは不明です。通路や共用施設なども含まれたり含まれなかったり色々です。


延床面積・・・建物の屋上以外の総面積です。商業施設面積に加え、建物内の従業員専用の施設や建物内の倉庫、商品搬入施設、建物内の駐車場も含まれます。ただし、屋上の駐車場は含まれません。建物の階数が多ければ、その分延べ床面積も広くなります。

敷地面積・・・その施設がある敷地の面積。建物のある場所の面積と、建物の建っていない地上部分の駐車場、屋外の通路なども含まれる。土地に余裕のある郊外店は敷地面積が広い店舗が多いです。

専門店数・・・イオンモールの専門店数には、テナントの他に銀行などのATMも専門店の数に含んでいます。



比較として近隣や京都の主な商業施設の店舗面積も掲載します。

高島屋京都店 47,837
大丸京都店 46,500
JR京都伊勢丹 43,236
藤井大丸 15,237
京都マルイ 8,765
アバンティ 14,682
ヨドバシカメラ京都 38,300
京都ファミリー 17,229
北大路ビブレ 23,213
イオン洛南SC 30,173

ダイエー桂南店 11,426
イオン向日町店 14,276


2013年5月22日水曜日

イオンモール京都桂川 建設現場

2014年10月に開業が予定されている「イオンモール京都桂川(仮称)」の建設現場です。





敷地面積が広いので写真のフレームに収まりません。
下の写真で中央に建っているのがオムロンヘルスケア本社、そのはるか右奥に突出している黒っぽい高い建物は京都で一番高いビルの日本電産本社です。


イオンモール京都桂川の現在の進捗状況を調べているのですが、なかなか情報が見つからないですね。
現在は地盤改良工事でしょうか?

京都新聞の5月14日の報道では、
店舗面積が53,000平方メートル、地上3階(一部4階)地下1階
営業時間は7:00~24:00
核店舗は総合スーパー「イオン」で、シネマコンプレックスやスポーツジムが入居予定、専門店は200店前後で今後募集、建設工事は6月末着工の予定だそうです。

また、建設通信新聞の4月15日の報道によると、
基本設計は東畑建築事務所、実施設計は竹中工務店と東洋設計事務所、敷地面積は79,683平方メートルでそのうち建築面積は60,117平方メートル、延べ床面積は200,000平方メートル以上となるようです。





建設現場に掲示されている開発基本計画です。
こちらでは敷地面積は93,047平方メートルになっています。

図面部分を拡大。


この掲示されている計画は昨年11月頃の時点のものなので、建物が(一部6階)と書かれていますが、先ほどの京都新聞や建設通信新聞の報道では(一部4階)になっているので、計画が変更されたものと思われます。
もしかしたらこの図面そのものにも多少の変更はあるかも。

左上にJR桂川駅があり、赤い斜線部分が駅との連絡通路のようです。
道路を挟んで左下にも建物が出来て、道路の上に二つの建物を行き来できる連絡通路が作られるみたいですね。
この図面を見ると、広大な敷地のほぼ全面にわたって店舗が建てられ、駐車場はすべて建物内の立体駐車場で地上の駐車スペースはなさそうです。


はじめに

2013年5月現在、阪急洛西口駅からJR桂川駅にかけての京都市南区、西京区、京都府向日市の境界周辺では、かつてあったキリンビール京都工場跡と、それに隣接する広大な農地で大規模な再開発事業が進められています。
また、付近を通る阪急京都線は洛西口駅を中心に高架工事が行われています。 

大きく変わろうとしているこの地域の姿を記録し、情報を収集していこうと思います。