再開発が行われているのは、
・京都市南区から京都府向日市にかけてのキリンビール京都工場閉鎖に伴う「キリンビール京都工場跡地再開発事業」
・キリン工場に隣接する、田畑などの農地だった場所の「阪急洛西口駅東地区再開発事業」
・阪急電鉄京都線の洛西口駅周辺で行われている「洛西口駅付近連続立体交差事業」です。
JR西日本桂川駅もキリンビール跡地だった場所で、工場跡地の付加価値を高めるためにキリンビールと京都市が主体となって駅を誘致し、桂川駅の駅舎とホームの建設費用約10億円のうち8億3千万円をキリンビールが負担し、残りはJR西日本が負担しています。
駅前広場の整備と東西の連絡通路は京都市が負担しています。
桂川駅の1日あたりの乗員者数は開業した2008年度が4170人、2013年度では7350人となっていますが、キリンビールの予測ではイオンモール開業後には17500人ぐらいに増えると見込んでいます。
また再開発に連動して、都市計画道路「久世北茶屋線」(府道中山稲荷線)のイオンモールへの流入口となる区間では、現在の4車線から東行きを1車線増やして5車線へと拡幅工事が行われています。
また向日市の周辺道路でも整備が行われています。
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再開発事業が行われている場所 |
地図に記載されている道路の中にはまだ開通していない箇所もあります。
再開発が完了するとどんな街ができあがるのか、現時点でわかっている範囲でまとめてみました。
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再開発完了後の概要 |
やはりなんと言っても京都府最大の商業施設となるイオンモール京都桂川は、人や車の流れを大きく変える事になるので地元の関心が特に高いです。
さらに京都市の事業として桂川駅の駅舎がある2階部分とイオンモールの2階を直接結ぶ連絡通路と、久世北茶屋線を挟んで南北のイオンモールを結ぶ自動車・歩行者専用通路も建設されます。
長谷工コーポレーションに売却された3地区については、具体的にどのような建物が建つのかまだ何も発表されていません。
洛西口駅東地区では京都信用金庫桂川支店が新設されます。
それ以外では現時点では医療施設を集めた集合ビルと、それ以外は共同住宅と戸建て住宅の建設が届けられていて、すでにいくつか完成している建物もあります。
共同住宅ではテナント付きの建物もいくつかありますので、どういうテナントが入るのかも注目していきたいと思います。
洛西口駅は高架化後はホームが現在の位置よりも少し北に移動するようです。
桂駅から洛西口駅まで線路沿いに続いている都市計画道路「桂馬場線」は、現在仮線路が敷かれている跡地を利用して南に延伸されます。
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